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もう ・ まだ ・ いま [味村ノート]

おいくつ?
 日本人のあいさつに「おいくつ?」がある.欧米人を驚かすあいさつのひとつらしい.時には,彼らをたいへんに侮辱することにもなりかねないという.つまり,彼らにとっては,これはプライバシーの侵害になるからだ.しかし,日本人には何もそんな大仰な気持からいっているわけではない.「おいくつ?」「ご結婚は?」「お子さまは?」と「ひととおり相手の立場をわきまえるのが何よりの親しさのあかしになったものと思われる」からだ(大島達彦「あいさつの民俗学」言語,56.4).

まだ〇〇歳です
 この「おいくつ?」の答に「もう〇〇歳です」と「まだ〇〇歳です」とがある.朝日新聞の「声」欄(58.4.6)に,ある方(T氏としておこう)のこんな投稿を見た.
「私くらいの年齢になると,人と会ってあいさつする時,年齢を述べあうのが日常のこととなる.言い渋ることなく年齢の上に『まだ』を置いて答えるのが私の習慣.『もう』と前置きすると老けた感じになり,心まで暗くなる.それが『まだ』とくると,なんとなく若返り,気持ちまで積極性をおぴてくるから不思議なものだ……」
まだいまもう.jpg
「もう」か「まだ」か 
 辞書で按じると「もう」は「もはや」「すでに」であり「まだ」は「いまだ」の約で「そのときに至らないで」「今なお」だ(広辞林).つまり,〇〇歳が「もう」では過去になるが「まだ」では未来になるわけだ.
「『もう』と言うと短絡には『だめだ』につながってしまう.これが『まだ』なら『大丈夫』が浮上し,不屈の精神と,ほのぼのとした希望がわいてくる」とT氏はいう.そして「なるべく『もう』を使わずに『まだ,まだ』と元気を出そう」と提唱している.

自信の「いま」
 同世代の筆者も大いに共感したいところだ.しかし,筆者は「おいくつ?」と問われると「もう」でも「まだ」でもなく「いま〇〇歳です」と答えることにしている.「もう」は,T氏もいうように,オジンくさいしネクラでいやだ.「まだ」は若やぐことは確かだが何か言い訳がましく,いささか抵抗を感じる.「いま」は「〇〇歳の真っ只中」「自信をもって〇〇歳」というわけだ.つまり,〇〇歳は過去でも未来でもなく,まぎれもなく現在だし,その現在の〇〇歳を全力投球するのがいちばんと思うからだ.それが仕事だけでなく,遊びにもであることは,いうまでもない.

[目]

「もう」「まだ」「いま」、気にもとめずに使っていましたが、「いま〇〇歳です」と言うには、現在の自分に年齢相応の自信、実績や満足感が必要かも知れません。人生のタイムラインをみれば課題山積みの私としては、「もう〇〇歳」と諦めるわけにはいかず、「まだ〇〇歳」と、残りチャンスのあることを自身に納得させている毎日です。


[いす]
〇 [味村ノート]については→こちら
〇 イラストは下記のフリーイラストを使わせていただきました
   http://business-peoples.com/index.html


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